コンドロイチン硫酸A
chondoroitin sulfate A
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コンドロイチンは、動物細胞の表面に存在するプロテオグリカン(ムコ多糖)に含まれるグリコサミノグリカンの一種です。結合織の主要構成成分で、またその安定物質でもあり、生体内で細胞間基質として重要な生理作用を営んでいます。すなわち粘着物質としてコラーゲン繊維を互いに強固に結びつけ、結合織本来の作用を営むほか、細胞膜の透過性を調節し、細胞の新陳代謝に対して直接・間接に影響すると考えられています。薬剤として臨床的には関節痛などの疼痛緩和・動脈粥状硬化症抑制・ネフローゼの改善・蝸牛有毛細胞障害の改善などの目的で使用されています。コンドロイチン硫酸Aはコンドロイチンのガラクトサミン残基の4−ヒドロキシル基が硫酸基でエステル化されているものです。
大村恵昭教授によると、正常の部位ではコンドロイチン硫酸の共鳴現象がみられるが、癌の病巣でコンドロイチン硫酸がなくなっているとその癌は拡がりやすく予後が不良で、コンドロイチン硫酸が存在しているときには癌が拡がりにくいため予後が良好と考えられるとのことです。コンドロイチン硫酸が不足しているときには、コンドロイチン硫酸が豊富に含まれる“フカのヒレ”などの適量をO−リングテストで決めて服用させるとよいそうです。“フカのヒレ”の場合は、通常1回1.5 〜2gが適量で1日3〜4回軟らかく煮こんで食べるます。コンドロイチン硫酸を多く取りすぎると、血管新生を妨げ、心臓などに負担をかける恐れがあるため、ビタミンCを含むものを一緒にとるとよいようです。
1996年06月06日 掲載
2008年06月02日 更新
山本重明