甲状腺刺激ホルモン
thyroid stimulating hormone
TSH

下垂体前葉より分泌される分子量約28,300の糖蛋白で、甲状腺濾胞上皮細胞のTSH受容体に結合し、サイクリックAMPを介して甲状腺のヨードを取りこみ、サイログロブリンの合成と加水分解、甲状腺ホルモンの合成と分泌を促進します。そして、この過程は、視床下部よりの甲状腺刺激ホルモン放出因子(TRH)刺激と甲状腺ホルモンのネガティブフィードバック機構によって調節されています。原発性甲状腺機能低下症では高値となり、続発性甲状腺機能低下症では低値となるため、その鑑別に使われたり、甲状腺疾患の治療経過を観察するのに利用されています。

1996年06月06日 掲載
2008年06月02日 更新
山本重明