児玉浩憲:オームラ博士の挑戦 未来医療O−リングテスト.横須賀−東京,医道の日本社,1997.

オーリングテストを創始した大村恵昭教授の半生記です。
著者の児玉浩憲(こだま・ひろのり)氏は科学ジャーナリストで、朝日新聞社で「モダンメディシン」の編集長・科学部長・編集委員などを勤めた経歴を持っています。
大村教授の生い立ちから、理工系と医学を同時期に学んだ学生時代、アメリカでの修業時代、電気生理・薬理の研究時代、アメリカで初めての鍼麻酔の成功、オーリングテストの創始から現在の発展までの話を興味深くまとめあげています。
大村教授のご家族のご病気のこと、他の人には体験できない学生時代のご苦労、興味を持ったことをとことんまで突き詰める探求心、休む暇なく研究したことが次ぎなるステップにつながっていったこと、そうしてそれらの着想がオーリングテストを生み出していく過程、人とのつながりがオーリングテストを発展させてきたことなどが興味深く書かれています。
一つ一つのことを手をぬかずに追求していく大村教授の姿勢は、科学者を目指す人たちの良き手本となるものと思われます。

1997年4月15日 初版発行。
四六判344頁、定価1,800円 +税。

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で扱っております。



苦労と努力の上にできたオーリングテストを、医療に応用できるまでに精度を高め、お教えいただいたことに対し、大村教授に深い敬意を表したいと思います。

1997年04月22日 掲載
2008年06月02日 更新
山本重明