佐古曜一郎:井深大が見た夢.東京,風雲舎,1998.
- ソニーを創業した井深大氏は1997年12月19日に89歳の生涯を閉じられました。近代西洋科学技術を結集して、テープレコーダなどの物作りをしてきた井深氏は、後年、現代社会に「心」を育むことに力を入れられました。
著者の佐古曜一郎氏は、鋭い感性を持ち先を見通す眼を持っていた彼の父親と同質の眼を井深氏に見いだしました。佐古氏は、1991年にソニーにESPER(Extra Sensory Perception and Excitation Research)研究室を設立し《文献》、井深氏の最晩年の10年間を、井深氏と「心」と「気」の問題について議論を重ねてこられました。はるかな先まで見えていたであろう井深氏の、見ていた先の夢を、その言動を間近に接した佐古氏が、その軌跡をたどることにより我々に見せてくれようとしています。
- 今までの枠組みをかえて、新しい価値観の文化を創造する、そのパラダイムシフトの重要な方法論として、オーリングテストに井深氏が思いを入れてくださったことがわかります。幼児教育、東洋医学、脈診、気、オーリングテストからニューパラダイムへと、井深氏の視点をたどって、その見ていた夢を一緒に見させていただきました。その実現は我々の「心」にゆだねられていると著者は結んでいます。オーリングテストの持つ意味を改めて心の深みで感じました。
- 同じ流れの中にいる人たちにとって、向かうべき方向性を教えてくれるものと思います。個々の流れが集まり、大きな勢いとなって、夢が実現へと向かうことを願わずにはいられません。
1998年4月11日 初刷。
定価1,800円 +税。
株式会社 風雲舎
〒162-0805 東京都新宿区矢来町122 矢来第2ビル
TEL 03-3269-1515 FAX 03-3269-1606
1998年05月06日 掲載
2008年06月02日 更新
山本重明